このところ『クロワッサン』の微調整が続いています。
たぶん お気づきにならないと思いますがー
ZOPFの商品は、常に改良をして店頭に並んでします。
なんていうか〜〜
古臭くならないようにっていうのかしら?(笑)
あ〜〜
カッコよく言えば
いつでも最高の品を目指しております!!(爆)
で
試作が毎日のように届けられ、なんだかんだとやっておるのですがね。
試作も1個では作れないので、沢山やってくるんですよ。試作中では販売も出来ませんから〜余しがち。なのでそれを実家の母のところへ持って行ったんです。
いつもは食パン党の母、珍しいチョイスに喜んで〜早速コーヒーとジャムを用意して、目の前で食べ始めたのです。
すると、食べ慣れてないからか、案の定 両手で両端を持ってちぎろうとしたんですね。。。
えっ ( ̄〜 ̄;)
ちぎれる訳もなく、クロワッサンはハラハラと崩れました。。。
(* ̄▽ ̄)ノ~~ そりゃ〜ないだろ〜〜〜
でも 面白いので、そのまま しばらく見ていたら
無理とわかると母は、潔く端から口の中へ入れてパクつきました。結構な量を入れたんです。
そうなると、崩れやすいのは表皮だけでクロワッサンは何層にも重なった内層が特徴のパンですからね、層が折り重なって固くなってしまったのでしょう。(ダンボールの原理?笑)
軽く口を閉じ、またちぎろうと手を左右に振るのですが〜ちぎれず、ウガウガとのざえ始めました。。。
Σ( ̄□ ̄;) えええええー
「ガチッと嚙み切りなよ〜〜〜」
慌てて叫んでしまいましたー。脳裏には『正月の餅を喉に詰まらせて...』というニュース記事がよぎっていましたけれど。
( ̄▽ ̄) かーちゃん 勘弁してくれ〜
噛み切るや否や、コーヒーをガブガブっと飲んで流し込み、喉を潤して笑う母。。。
そして無残な姿のクロワッサン。。。
ヽ(;▽;)ノ そうか...実際って こんな感じなんだな〜〜っと解りました。
なので、クロワッサンの美味しい食べ方を伝授しました。
半分に切る
立てて
さらに 半分に切る
(切る方向は、底とTOPを割るように)
こうすれば〜ジャムだって乗せやすい。
(m'□'m) 母は目が点でしたが、包丁を出してきた時点で「切ったらクロワッサンは崩れちゃうからダメよ〜切れないわよ〜〜」とか言ってましたけど。
切らずに食べた方がよっぽどクズだらけだろう?と皿の上にこぼれたパンクズを指摘してあげると大笑い。
でも ジャムは、このパンクズとなった〜クロワッサンの残骸を集めるのに使う予定だったようで....
マジかっ ( ̄▽ ̄)ゞ
コーヒーも流し込むのに必要だからと... オイオイオイ
切ったらとっても食べやすいと大絶賛v
何より「美味しく感じる」と言ってくれたので良かったですww
*
クロワッサンは、バターの風味に少し焦げた香りをプラスして、より香りを引き立てるために〜外層はやや強めの焼き色をつけます。
なので味としては、少し苦味があります。
でも内層は、しっとりとして柔らか。バター本来の香りがたっぷりとします。
ですから、この両方の味を 同時に味わった方が〜より効果的と言えるのですね〜
また、なぜ層状にしていて、そしてこの層に職人がとてもこだわるかというと〜
見た目の美しさだけでなく、層状に薄く伸びた内層は、実は口溶けを追求しているものなのです。
薄いと口の中で溶けやすいでしょ?
小麦の味、バターの味、甘みも含め パン生地が溶けてこそ美味しさが口に広がるのですから。
職人は美味しさを追求しているわけなんです。
だから押しつぶして分厚くしてしまうと口溶けを悪くしてしまいます。下手すれば外層の焦げっぽい味ばかりが口に広がってしまいます。となれば、丁度半分ずつの味がするよう頬張るのが理想的でもあり、それこそが職人の願いでもあるのです。
よって この食べ方は味も均等に引き立てあえますしね、なんといっても食べやすい。
安全かつ、ノンストレスで(笑)
是非 クロワッサンを召し上がっていただきたい!
ぜひお試しを〜〜