フライトは12時間。途中オランダを経由したりで、結局移動にかかった時間は18時間。地球半周はやはり容易ではない…さすがにお尻が痛くなった(笑)。
ドイツ語の名前を掲げながら、初めてのドイツ入り、まさにはくをつける旅がスタートした(笑)。すべてが興味深く、日本を元気満々に飛び出した二人だった。
今回ドイツ旅行が叶ったのは、今年2月幕張で行われた産業ショーMOBACで、ドイツオーブンの会社ウエルカーに協力したのがきっかけ。すっかり社長に気に入られた店長は、「ぜひドイツへ」と誘われたのが発端だ。もちろん社交辞令は承知だからね(笑)~もうひとつ決定打をくれたのは、何度かHPで紹介したことのある舟田詠子先生のアトリエからの誘いだった。
先生はパンを通してヨーロッパ文学を研究している著名人だが、年に数回行われる講演会を通し、沢山のパンの不思議をごく一般の方々にわかりやすく解き明かして下さっている。パン好きの隠れサイトではないけれど、知る人ぞ知るパンマニアの学識向上に貢献されている(笑)。時には600年前のパンを焼く協力をさせてもらったりお付き合いをさせて頂いてきたが、とてもフレンドリーで冒険家で何事にも積極的な彼女そのものに、私達はすっかり魅了されてしまっていて、一年の半分を暮らすと言うウイーンのアトリエにできたゲストルームからの誘いに、今回ノコノコと名乗りを上げてしまったと言うのが今回の決定打だった訳だった(笑)。
ともあれパンの勉強の為と☆念願のヨーロッパ入りを果たした私は大喜び~!。大好きなヨーロッパに「前世を探す旅」と勝手に目的を差し替えてみたりしつつ♪(笑)、ドイツウイーンオーブン社視察とウイーン旅行をまんまと企てるのに成功したのだった。
まーそんな暴走もいつもの事と付き合ってくれる店長、彼もまた研究心旺盛たから、ドイツを満喫する野心に燃えている様子(笑)。連日ビールを飲み捲り~ドイツを食べ尽くす勢いだ。あはは~。
私は大きく開け空に流れる雲や崩れかけた古城のレンガ、家々の窓に飾らた草花ひとつひとつに歓喜の声をあげては、いつものようにぶつくさ思いに浸っている。
あまりブツブツ小言ばかり言っている私だから、少しは見聞が変わるかもしれないが、いい気分転換は間違いなく、どちらかといえば、また小言に磨きをかけかねない(笑)。
しばし休息のふたり。