先日、友人の23回忌法要がありました。最後の法要という事もあって、多くの友人が集まりました。
店長とは私も高校の同級生なので共通する友人が多く、式の後 その友人達が自宅に流れ込んできました。
すっかり中年のオヤジと化した友人達、『若気の至り話』で大盛り上がりです。
幼馴染みというのは、本当にいいものですね〜
もう腹の底から笑いました。
友人の中には、店長と付き合う前に私が好きだった友人も居て
「伊原より俺の方が先に好きだったんだー」などとエバって見せられるのもいつもの事になっていました。
「そうですよ〜でも付き合わなくってホントに良かったと思うわ〜」と言い返すのもお約束になりました。
いつも派手な色のなシャツを着て、必要以上にハイテンションで走り回る彼を、校舎の窓から眺めていた乙女心を切なく思い出し、それがいまや店長をしのぐほどの中年太りのおっちゃんになっちゃって絡み酒のネタにされるんですからネエ。。あーあって思いますよね。
するとそんな私の顔を見て「こっちだって同じだから」と言い返されると、これまた(T_T)悲しい訳です。ひどいわよね=★
幼馴染みとは、ある意味 現実を突き付け合う、厳しい関係ですね(笑)
でも、その中でとても しみじみとする事がありました。
友人の中に奥さんと闘病生活をしている者が居ました。もうお子さんも大きくなって独立している子も居るほどの熟年カップルと言えば、そのたぐいに入るでしょうが、40半ばの男性なら、まだまだ再婚だって可能な年齢です。でも彼は、「妻にはもう自分しかいないから」と言って、一生懸命介護して暮らしている居るのです。
この話しをただ聞いたら当然っと思うかも知れませんが、彼は外で遊ぶ事も全て我慢をして、毎日毎日きちんと付き合っているのです。通常の社会人の男性だったら、かなり辛いものがあると思いました。
この日も始終メールをやり取りして、奥様を慰めていました。それはもう痛々しいほどに献身的に尽くしているのです。
離婚流行の昨今、『自分の離婚を妻のブログで知る』なんてご時世で、共に生きることで得られる幸福感が、ある事を知らずに終わる人も多いのだろうと思いました。
もちろん別れて得られる幸福もあるでしょう。選ぶ選ばないは自由であり、ケースバイケースどちらが善いとは誰にも言えません。
友人は「妻は病気でね〜」っと明るく言いました。そしてそれを囲む友人達は、それを理解して彼を支えていました。共に生きる事で得られる幸福感を、私達に感じさせてくれました。
夜になり
「私がボケばあさんになっても面倒見てくれる?」店長に聞いてみました。
店長はつかさず「ヤダ★」と言って偉そうに笑いました。
「こっこっ このろくでなしーーがぁーーーー★」
ヽ(*`Д´)ノ
1日も長く生き抜いて、ボケた店長を足蹴にしてやるぅーーーー
そう誓った私でした (笑)。