違う話しをっと思っても、気の利いた話しが浮かびません。
ZOPFに起こった話しですが、少し。。
実は今回の災害で、この春からZOPFに入社するはずだった女の子1名が被災してしまいました。
家を津波に飲込まれてしまったのです。地元は壊滅状態と言っていました。
彼女からやっとメールが届いた時、とても取り乱した感じで「何をどうしていいか解らない」とありました。
もちろん就職は保留にし、考えられるようになったら考えましょうっと私は返信をしましたが、その後彼女はメールや電話を度々くれるようになりました。
きっと繋がっている感覚を探しているのだろうと思いました。
被災後3日目の彼女からは、なんと地元でパンを焼いている!とメールをもらいました。
断水の中でもパンを焼いているのだと。その生命力あふれるメールに、私は逆に励まされる思いがしました。
製パン材料がないからパンが焼けないとか、停電だから店が開けないとか言ってる場合じゃないんだと、つくづく思い知りました。
さらに彼女はこんなメールもくれました。
* * *
家族がみんな無事だった私はまだ幸せな方です。
行方不明者も多く、断水など被災地では大変な状態が続いています。
それでも地元の方々や友達やいまの職場の方々からたくさんの励ましの言葉を頂き、なんとか笑顔で過ごしています。
パン屋が無事だったことも救いでした。
パンを求めにきたお客様がいるなら、焼きましょうと社長が言ったときはもう飛び上がるくらい嬉しかった。
物資も無くなってきて、家もなくなった私に一体何ができるか。
パンを焼くことと手伝いくらいしか出来ません。それでも微力ながらお仕事をさせてもらいました。
本当楽しかったんですよ!体を動かし、作ったパンを笑顔で「ありがとう」と買って頂けるとやはりどんな状況でも嬉しいものですね。
本当にパンの作り手として、これはどこにいても変わらないものでしょうね。
ただ原発問題で外出禁止令が出てしまったので、明日から仕事が休みになり再開の目処もついてません。
先が見えず不安は絶えませんが、周りの方々の声援を励みに、笑顔で頑張ってこうかと思います。
本当にありがとうございます。そちらでもお仕事頑張ってください。
いずれ一緒にお仕事させてくださいね
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復興は必ず出来る!信じてやみません。
そして熱いパン屋の思いを彼女といつの日か共にし、一緒に仕事をして行きたいと願っています。