時には優しく、時には厳しく 日々思ったことを綴っています
by zopf-rie
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ドイツでは
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ドレスデンは、今から500年前 宮廷都市として栄えた、エルベ川沿いの美しい町です。
戦争で何度か焼け落ちた事があったそうですが、長い年月をかけて再建されたフラウエン教会をはじめ、ドイツの東西統一後、修復に力が注がれ、現在はその栄華を垣間観ることが出来る姿を取り戻しています。
 それで☆
この町を歩くと「アウグスト強王」と呼ばれる大層力のあった王様が見えてきます。
あちこちに非常にゴージャスな銅像があったりもして、とにかく目立っています。
中でも緑の丸天井と呼ばれる博物館は、ヨーロッパで最も華麗で豪華な宝物殿と世界的名声を誇っているそうですが〜簡単に言うと宝をいっぱい持っているのを見せびらかしたいが為に作っただけのお城だそうで〜見終わるとあまりにすご過ぎてため息が出ちゃうのでした。
(そう、王様にしてやられた感じね)
またこの王様、絵画のコレクターで、天使が頬杖を付いて退屈している様な姿がとても有名な「システィーナのマドンナ」など、多くの絵画を持っていました。
ドイツでは_d0056067_14293654.jpg

次男坊が案の定
「サイゼの絵じゃん!」と叫んでおりましたが。。。(オイオイオイ声がでかいから〜) 


で、色々と観て居て、私はふと思ったんです。
「この王様、どんだけ自分好きなの?」と。(笑〜)
だって普通は愛する家族の肖像画や妻の肖像画が並ぶだろうに〜自分ばっかりだし、宝物だって自分の物ばっかり。自分が欲しいと思った物ばかり、多額なお金をつぎ込んで買いあさったそうなんです。
「システィーナのマドンナ」も元々はある修道院の祭壇に掲げてあったものなのに、その村が全部買えてしまうほどのお金を与え(修道院の困窮につけ込んだとも言われているそうだが)買い取ったようです。
(日本で言えば仏像を奪い取られる様なものでしょうか?ふてい奴ですw)

私は思いました。「ここにも居たか〜ロクデナシめ〜」
(まぁかなりスケールに違いはありますがっ (爆)))
そう、あの有名な陶磁器のマイセンの発祥の基盤を作ったのもこの王様で、巨万の富を得る源になった訳ですが、錬金術師をその技術が他に漏れるのを恐れて城に幽閉したそうですよ。
お陰でその技師は、暗い城の中で病気になり〜また憂さを晴らす為に酒に走り〜30歳代なんて若さで死んじゃったんですって。(可哀想な話です!)
こんな横暴な王様では、きっと周囲は大変な思いをしたんじゃないか?
私は得意の妄想が止まらなくなりました。特に嫁の存在が全く見えないのが気がかりで仕方ありませんでした。
だって船に乗り川下りをすれば〜川沿いに愛人に建てた城があるほどなのに〜妻の指輪のひとつも残ってないのですから。。

すると 正妻は居たけれど〜もっと大きな国の王様になりたいが為に改宗をしたのに愛想を尽かし別居をされたそうです。でも女好きで愛人がとにかくいっぱい居たこの王様は寂しがりもせず〜放っとき、なんでも他に子供が380人も居たそうです。(ぎょえーーただのロクデナシにとどまらず、女ったらしだったのですー w)
だからきっと女物の宝石は、あげまくっていたから手元に残らなかったと言うのでしょう〜(これで納得じゃ〜〜)
中でもコーゼル夫人と呼ばれた愛人は、寵愛を受けて権勢を思うがままにしたそうですが、やがて33才の時に王の怒りを買って、その後49年も独り古城に幽閉されたそうなんですよ。(恐ろしいや〜)
しかし王様と知り合った時、結婚していた彼女は離婚して王に尽くす替わりに、正式な妻に迎える約束をしていたそうで、なのにまた王が愛人を作ってしまい決別したのだと言うのですから、女のとして許しておけない気持でいっぱいになりますよね?!(許せるかー?!)

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かくして、元気に町を歩きながら〜
かの昔
この地での今と変わらぬ男女間のオドロオドロしい想いに馳せてみました。

ドイツでは_d0056067_14472238.jpg


我がZの王は、こんな彫り物のと戯れているばかりでありましたがね。。。
by zopf-rie | 2011-09-19 15:03
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